greeting
私たちは非住宅木造建築の
パイオニアです。
弊社の前身は非木造系の構造事務所でした。
その後、大分県日田市と言う製材の中心地より木造化が推進されるようになる以前から非住宅木造建築を実現してきました。
現在は任意形状加工が可能な大型プレカット機械も導入致しまして、新技術の開発から製造まで手掛ける垂直統合型メーカーとなりました。
弊社は社長以下、構造設計者を中心とした社員によって木造化に対しての材料調達、コスト設計、施工計画など幅広いトータルサポートを致しており、全国から多くの自治体様、意匠設計者様、工務店様、プレカット会社様よりご相談を頂いております。
support
多様化、大型化する木造建築を
強力にサポートいたします。
『公共建築物等木材利用促進法』『SDGs』『ESG 投資』などの時流によって、木造建築物は重要なテーマとなっています。
しかし、いざ木造化するとなっても、地域差のある材料調達、コスト把握や構造計画など具体的なお悩み以前に、そもそも誰に相談すれば良いのかで悩まれていらっしゃる方が主流ではないかと存じます。
私たちにご相談いただければ、顧客ニーズを汲み取り、それぞれの案件に応じたオーダーメイドの ご提案をいたします。
工法の説明
木造化を実現する最新の工法群
弊社には用途に応じて幾つかの工法がございます。
これら工法を組み合わせることで、 コストパフォーマンスの高いご提案が可能です。
以下にこれら工法をご説明致します。
4カ国の国際特許を取得
日本
アメリカ
カナダ
韓国
弊社は現在、『拡張樹脂アンカー工法』で、
日本 、アメリカ、カナダ、 韓 国 の 4カ国の
国際特許を取得しております。
弊社の工法の評価を
いただいてます。
評定書
※耐力書一部抜粋
※(一財)日本建築センター での評定を頂いています。
品質性能試験報告書
梁巾105以上
※(財)建材試験センターでの評価を頂いています。
ハウスプラスの評価書
梁巾105以上
※(財)建材試験センターでの評価を頂いています。
拡張樹脂アンカー工法®
拡張樹脂アンカー工法とは
無垢材や集成材を用いて、金物がない組み木造りのようなデザイン建築や体育館の様な大スパン建築を可能とする次世代の接合部技術です。
拡張樹脂アンカー工法
5段階評価グラフ
私たちは非住宅木造建築の
パイオニアです。
高い剛性と強度
通常、在来金物による接合具は木材の表面に取り付けます。
木材は乾燥することで痩せてきますので、これに接合具が追従してしまい隙間が生じてガタツキの原因となります。
その他、木材表面にビス留めする場合は 15% 以下の乾燥木材でなければ、乾燥収縮による表面割れの影響を受ける可能性があります。
しかし、拡張樹脂アンカーは木材内部で接合している為、乾燥収縮による影響を受けません。
また、球体状にエポキシ樹脂が充填されていることで、ガタツキがなく、挿入されているボルトが破断するほどの高い剛性と強度を有します。
これにより、たわみやすかった木造トラスの問題を解決し、大スパン建築を可能にします。
露出金物なし
金物が木材表面に現れませんので、伝統構法の様に木材同士がそのまま繋がっているようなシンプルな見栄えで、現し材としたデザインを損ないません。
湿度や塩害に強い
在来金物は屋内使用を前提したものが多く、常時湿潤状態では錆びる可能性があります。
特に海辺の施設や畜舎などでは塩害や硝酸により、耐候性のある金物であっても経年劣化による錆は生じます。
拡張樹脂アンカーの場合は金属のボルトは木材内部でかつエポキシ樹脂に包まれていますので外気と触れず錆が生じません。
また、充填剤のエポキシ樹脂は化学的に安定した物質ですので湿度や紫外線にも強く木材より早く腐朽することはありません。
特注金物なし
拡張樹脂アンカー工法で使用する金物は規格品である全ネジボルトのみです。
変則的な形状には木材の加工で対応しますので、全ネジボルトの長さしか変化せず、特注金物が不要でその分のコスト増と製作工期の延長がありません。
木材を取り付け角度に応じてぶつ切りにして、拡張樹脂アンカーを挿入するだけです。
無垢材、 地域産材利用
拡張樹脂アンカー工法は内部拡張による樹脂球を作り、樹脂の付着力ではなく座金の様な機械的抵抗で耐力を発揮する為、樹脂が木材から滑り出ません。
内部割れの多いスギや油分の多いヒノキ、カラマツなどにも対応できます。
地域産材を製材のまま地元で使用することが出来ます。
その他、拡張作業などは手作業ですので、地元で設計から加工や建て方まで行えます。
改修工事にも
木材に下穴を開け、拡張さえ出来れば良いので改修工事などにもご利用頂けます。
クリアランスが最大 6mm ありますので現場合わせが可能です。
初期より手加工を想定して開発された工法ですので、下穴加工は市販の木工用ドリルとインパクトドライバーがあれば十分です。
後は弊社の拡張ドリルにて拡張ドリルで内部拡張を行えば加工完成となります。
Youtube Channel
ウッドファスナー工法®
ウッドファスナー工法とは
一般的には仕口に設けたスリットに、U字やT字型の鋼板を滑り込ませて材の側面よりドリフトピンを打ち込みますが、ウッドファスナー工法は、ドリフトピンを斜めに打ち込むことで鋼板を省略した弊社独自の鋼板不要のドリフトピン工法です。
主に拡張樹脂アンカー工法と併用する前提の補助的な工法です。
ウッドファスナー工法
5段階評価グラフ
ウッドファスナー工法の特徴
十分な剛性と強度
簡略化している為、せん断剛性と強度は拡張樹脂アンカー工法や金物工法程ではありませんが、在来工法以上ですので通常の梁を掛ける分には十分なものです。
受け材側に至っては断面欠損が最小限ですので梁材の安全性が増すメリットがあります。
引抜力には抵抗出来ませんので、別途対応が必要になります。
露出金物なし
ドリフトピンの打ち込み穴が受け材側にありますので、掛けている梁の仕口には加工痕が見えません。
仕口側は拡張樹脂アンカー工法と同じ見た目にすることが出来ます。
また、角度もある程度の自由度があります。
比較的湿気に強い
ウッドファスナー工法もドリフトピンが露出している部分は頭のみでほぼ完全に木材内部にありますので錆にくいです。
ドリフトピンの頭が仮に錆びても耐力上の影響はありません。
より確実性が必要な場合は拡張樹脂アンカー工法が最適です。
無垢材、 地域産材利用
仕口形状、樹種や乾燥状態など条件にもよりますが、無垢材での対応も可能です。
特注金物なし
木材の加工精度とドリフトピンの挿入長が確保出来れば、ある程度の角度に対応できます。 使用する金物が既製のドリフトピンのみですので、特注金物などはありません。
木材を取り付け角度に応じてぶつ切りにして、下穴をドリル加工するだけですので任意加工機との相性が良く、施工速度、費用共に拡張樹脂アンカー工法より安価です。
主に拡張樹脂アンカー工法と併用することで構造コストを抑えます。
乾式工法
拡張樹脂アンカー工法はエポキシ樹脂を使用する為、現場混合とそれに伴う品質管理が必要な他、RC 造ほどではありませんが硬化するまでの養生期間(2~3 日程度)が必要になります。
ウッドファスナー工法はドリフトピン方式ですので、拡張樹脂アンカー工法と併用することで養生期間や現場での品質管理を最低限にできます。
条件に応じて現場での樹脂使用を無くすことも可能です。
改良型在来工法
改良型在来工法とは
拡張樹脂アンカー工法を含む最新工法の多くは在来用プレカット機械では対応できませんので、任意形状に対応できる5 軸加工機が使用されています。 しかし、5 軸加工機は在来工法の加工もできるものの在来用プレカット機械より加工速度が遅く非効率です。 そこで、5 軸加工機で効率的に加工できるように改良した在来工法です。
改良型在来工法
5段階評価グラフ
改良型在来工法の特徴
在来工法ベース
在来工法と在来金物は合理化と効率化が図られており、多くのメリットがあります。弊社の場合は自社工法に限らず、市販の製品や工法を適材適所で使用して最善の設計を行っています。
拡張樹脂アンカー工法程の剛性も強度も不要であれば、住宅用の在来金物を使用します。
建て方も積み木の様に上から落とし込んで作っていく手順であれば施工者の幅が広がります。
金物も釘打ちやビス打ちがほとんどですので作業は簡易なものです。
もちろん、拡張樹脂アンカー工法が必要な範囲は使用します。
5 軸加工機対応
拡張樹脂アンカー工法を含む最新工法の多くは在来用プレカット機械では対応できませんので、任意形状に対応できる 5 軸加工機が使用されています。
しかし、5 軸加工機は多くの加工ができるものの在来用プレカット機械より加工速度が遅く非効率です。
そこで 5 軸加工機で効率的に加工できるように納まりなどを改良しております。
構造計算対応
小規模な建物であれば、通称四号特例と呼ばれる構造計算書を省略して確認申請を行うことができますので、確認申請コストの抑制、申請期間の短縮などが見込めます。
ただし、弊社が設計からお受けした場合は計算書不要であってもその分のお時間を頂きまして全て構造計算を行って安全性を確認しております。
また、全て構造計算を致しますので意匠設計者様とお打ち合わせの上、設計意図に沿う様に構造設計をご提案致します。
応用工法
応用工法とは
拡張樹脂アンカー工法とウッドファスナー工法を併用して標準化することで二次工法や製品化が可能です。これらは建物としてではなく、製品として部分販売が可能です。
シリンダーラチスシェル
世界的にも珍しい木造のラチスシェルが設計可能です。シェル構造とは卵の殻が薄くても圧力に対しては丈夫であるように、曲面板による構造方法です。
この曲面を細い軸材による三角形の構成に置き換えた構造がラチスシェルです。
シリンダーラチスシェルは円筒形の屋根をしており、主に体育館などで用いられています。
軒高を抑えつつ天井高さを最大限確保できます。
木造にした場合、組木細工のような幾何学的な美しさもあります。
構造面のみならず、エントランスホールなど意匠性の高い場面にもオススメできます。
立体トラス
上弦格子梁と下弦格子梁の間を斜め材で立体的につないだ構造になります。
力を 2 方向に分散させ、全体で一体化した構造ですので多方向からの力にも抵抗できる丈夫な構造体です。
主に広場の雨避けや開放型の展示場など四隅の柱のみで広い屋根を掛けることに適しています。
木造トラスシステム『MTトラス』
MT トラスは拡張樹脂アンカー工法の特徴を活かしてコストパフォーマンスを重視して標準化された鉄筋タイバー式山形トラスです。
使用するボルトが JIS 規格の全ネジボルトですので、市販のタイバーとターンバックルがそのまま取り付けられます。
また、拡張樹脂アンカー部分は工場で組み立ててユニット化することで、現場はネジ締めで一体化することができます。
下部を在来工法としてトラス1台単位での納品も可能です。
擬似ラーメン耐力壁『E H450』
拡張樹脂アンカーを用いて柱脚を曲げ接合、柱頭をピン接合として梁に曲げ戻しが掛からないようにした高耐力な壁柱型の耐力壁です。
門型ラーメン構造ではありませんので、狭小住宅よりも店舗など低層で開口を広く取りたい場合に適しています。
ベースプレート式ですので、現場作業はナット締めのみで省力化が図れます。
※在来工法と併用でき、1 枚単位で納品致します。
※本製品の使用には構造計算が必要です。
木造ラーメン工法 『EZ フレーム(仮)』
EZフレーム(仮)は拡張樹脂アンカー工法を用いて曲げ接合とした木造ラーメン工法です。
拡張樹脂アンカーにアンボンドスリーブ機構を取り入れ、靭性の制御を可能としています。
アンボンドスリーブ機構は専用のシリコンキャップで設計に応じて調整可能です。
一般的には靭性能力に応じてボルトに特殊加工が必要ですが、弊社独自のアンボンドスリーブ機構によって既製品のみで任意の設計に対応でき、コストを抑えて合理的な設計が可能です。
狭小住宅などに適しています。
意匠性などその他の特徴は拡張樹脂アンカー工法と同様です。